産業保健師が関連資格を取得できる産業保健人間工学会について
産業保健人間工学会は、産業保健師とは密接な関係があります。産業保健人間工学会は、作業を管理するにあたっての課題を研究者をはじめとして実務者が解決の糸口を見つけようという目的で発足されたものであり、作業管理の専門家や作業管理士を育てる事念頭においた活動を行っています。国際的にも認知されてつつある産業保健人間工学会には、産業保健師として社員の作業管理を管理している方々も多くが参加しています。
また、産業保健人間工学会においては、作業管理士の資格の取得が可能となります。作業管理士の認定を受けることで人間工学及び保険領域にまたがる広い知識と技術を習得することができますし、企業看護師は多岐にわたって活動していくことから効果的な産業保健活動を行うことができるとあって大変注目されています。産業保健活動を行っていく産業保健師が、産業保健活動に必要な知識の他にも実践で役立つ知識や技術を習得できます。
ただ、作業管理士の資格を取るには、産業保健領域である産業看護職、つまり企業看護師や衛生管理者、産業医、産業保健、労働衛生において実務経験が5年以上あること、または産業保健に関する研究の実績があり、これらに関する書類審査に合格しなくては受験資格を得ることはできません。保育体育領域、労働安全領域、生活活動領域、福祉介護領域においても実務経験が5年以上が条件となっていますので、誰もが取れる資格ではないことがお分かりいただけたと思います。