朝日新聞社【産業保健師の求人募集・採用の傾向】
新聞社に勤務する社員の仕事は激務である、とよく聞きます。社員の健康管理・保健活動などを起こっていく産業保健師には、新聞社ならではの業務があるのではないでしょうか?ここでは朝日新聞社を一例として、企業に勤務する保健師の業務、その求人などについて考えてみましょう。
まず朝日新聞社について知って行きましょう。朝日新聞社は、朝日新聞(全国紙)の発行に携わる会社であり、大阪市の大阪本社、東京都の東京本社、名古屋市の名古屋本社、北九州市の西武本社から成り立っています。また都道府県内に250ほどの支局を構えていますね。朝日新聞社では、事件や事故などの現場に急行し、取材などを行う記者部門(一般記者・写真記者・校閲記者など)、販売・広告・企画・管理・財務などのビジネス部門、およびネットワーク・システム構築などの技術部門で社員は働いています。
新聞社に勤務する保健師はこのような社員たちの健康管理を行っていきます。新聞社での社員の業務は多岐に渡り、社員の健康面での管理においても、保健師は様々な状況に対応しなければなりません。取材活動で時間が不規則になりがちな記者たち、デスクワークで長時間座り続ける業務の校閲記者や紙面レイアウトを行う従業員、営業・企画に携わる従業員などいろいろです。故に、様々な健康問題に柔軟に対応できる保健師が求められる傾向にあるようです。
業務時間が不規則な社員には、食生活の指導・日頃の健康管理へのアドバイスが必要になりますし、時間に追われるような業務をしている方には、ストレス予防に関してアドバイスをすることもあるでしょう。また、長時間座り続ける業務を行う方には、メタボ対策・運動やストレッチなどのアドバイスも必要になると思います。PCを常に見続ける方には眼精疲労などの心配もありますので、目の健康に関する指導も必要となるでしょう。
新聞社で働きたい保健師の方々は、広い視野で健康を捉える必要があることを理解してください。また、朝日新聞社のような大手企業になりますと、抱えている従業員もかなりの数になりますので、健康診断・様々な保健活動・相談業務といった健康管理も、中小企業に比べると大変になることは覚悟しておいた方がいいかもしれませんね。
保健師は、企業だけでなく医療機関、地域の保健所や保健センター、小中学校など様々な働き場所があります。保健師全体での求人数はとても多いのですが、企業での保健師の募集が極端に多いという状況ではありません。また、必ずある時期に求人が出回るということもありません。いつ求人が出ても対処できるように、日頃から情報を得ると同時に産業保健師に関する勉強も怠りなく続けてくださいね。