産業保健師として採用されるための履歴書の志望動機の書き方
産業保健師の求人募集は保健師の就職先でも人気の高い求人募集の一つです。そのため、求人倍率は高くなりがちですし、選考を通過するのもなかなか難しい状況になっています。そういった状況ですので、求人募集に応募する際には履歴書の書き方や面接の仕方などに注意が必要です。できれば、他の保健師とは違った内容で好印象をとりたいところです。
履歴書の中でも、採用担当者の多くが一読するのは、職歴と志望動機です。職歴に関しては、転職した回数や転職理由、1つの勤務先での勤続年数を中心見ます。特に、転職回数が多い場合や、勤続年数が1年程度の短いものが複数ある場合は不利になることが多いです。また、産業保健師の求人募集のほとんどが経験者優遇ですので、産業保健師の経験やそれに通ずる経験がない場合にも不利に働くと考えておいたほうが良いでしょう。
次に志望動機ですが、実はこの志望動機は職歴が不利な人と有利な人とでは書き方を変えたほうが良いです。それから、たいていの企業は面接試験で志望動機について質問してきますので、聞いてほしいことを書くのがポイントです。
まず、転職回数が多い人で、産業保健師の経験がない場合ですが、こういった状況の場合は正直採用の可能性が非常に低いです。志望動機にはできるだけインパクトのあるものにしたほうがいいでしょう。どちらかというと、企業に関することや、産業保健師への魅力などではなく、待遇面で選んだくらいの方が目立ちます。そのほかでは、前職の退職理由を率直に記載しておいて、面接で具体的に説明させてもらう機会を作るのもいいでしょう。
一方で、産業保健師の経験があって、転職回数も少ない人は、前職での経験や退職理由などは、面接で聞かれる可能性が高いので、あえて触れなくて良いです。どちらかというと、会社が売りにしているポイントに反応した方が楽です。たとえば「御社のような大手企業でこれまでの経験を生かし、積極的な企画立案を行いたいです」などが無難です。また、面接でアピールできるような企画を一つくらい用意しておくと困らないでしょう。