産業保健師 健康管理

健康管理・指導の場面で活かせる産業保健師の関連資格

産業保健師の仕事はメンタルヘルス対策の割合が増えてると言われていますが、健康管理や健康相談における指導力の向上も大切です。企業によっては精神面のケアを担当する専門員(資格者)を配置し、産業保健師が健康管理や職場環境の整備などに専念できるように配慮されている場合もあります。

 

生活習慣病や健康への取り組みは時代の流れと共に変化しやすいので、関連資格の取得を通して基礎を固めて最新の動向に対応できるようにしておくのも、今後の仕事に活かせる有益な選択であるといえるでしょう。

 

健康医療コーディネーター

日本健康医療学会認定の専門資格です。成人病から生活習慣病の基礎知識、食と健康の関連性など、健康医療全般を学ぶことができます。そういった医療と健康の結びつきは科学技術向上に伴いどんどん形が変わっていきます。そのため、認定資格は5年ごとの更新が必要になりますが、今の健康医療を知る上ではとても有効な資格です。

海外勤務健康管理指導者

グローバル化が進み、企業の規模にかかわらず海外への社員出張が頻繁に行われています。しかし、現実には日本の渡航医学に対する認識の甘さも指摘されており、今のシステムを問題視する声も上がっています。そんな状況のなか、感染症対策や海外の医療事情のスペシャリストを育成するために発足されたのがこの認定資格です。

 

今後は産業保健師も海外勤務者の健康管理に関わる機会が多くなっていく予想されるので、とくに海外に拠点を持つ企業への転職においては良いアピールポイントになりそうです。

禁煙指導認定保健師

日本禁煙科学学会の認定資格です。産業保健の現場において分煙対策はすでに一般的になってきており、次の段階として禁煙指導に取り組み始める企業も増えています。禁煙支援は長い時間をかけてじっくり取り組まなければならないので、外部の専門家に委託せず産業保健師が中心となって取り組んでいくことが多いようです。これからのことを考えるとぜひ取得しておきたい資格です。

 

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