ダイハツ工業【産業保健師の求人募集・採用の傾向】
ダイハツ工業は、タント・ミラ・ムーブなどの軽自動車、およびブーン・ビーゴなどの小型自動車、他に電気自動車、エンジン、自動車に関連する様々な機械の製造・販売を手がけている大手自動車メーカーです。従業員数は1万3000人ほどに上り、基本的に商品の企画や管理を行う事務系職員と研究開発・製造などに携わる技術系の職員から構成されています。現在のダイハツ工業はトヨタ自動車の連結子会社であり、トヨタグループのひとつになっています。
大手自動車メーカーであるダイハツ工業は、生産拠点というべき工場を抱えています。組立工場の拠点として、大阪府池田市の本社、滋賀県竜王町の滋賀工場、京都府の京都工場、大分県のダイハツ九州大分工場などが挙げられます。このような工場で働く従業員の健康管理・健康相談業務に携わる産業保健師の重要性を、ダイハツ工業は強く認識しているようですね。
このような工場に勤務する産業保健師は、従業員の緊急的な怪我や病気に対応するのはもちろんですが、近年メンタルヘルスケアが一番の課題になっています。ダイハツ工業は、メンタルヘルスの相談において、保健師・カウンセラー・精神科の医師が対応に当たり、個々の従業員に対するメンタルヘルスの啓発活動を行うことにより、健康相談数も年々増加していると言います。
従業員が心に抱えてしまう悩みは、健康上の問題、職場環境、労働時間、残業、夜勤の問題、ストレスなど、様々なものに起因しています。産業保健師はカウンセラーや医師と協力して、メンタルヘルスにおける原因から改善まで従業員に関わっていく必要があります。メンタルヘルスケアは繊細な心の問題に関わってきますので、産業保健師かなり大変な仕事であることをご理解していただけるでしょうか。
大手企業の産業保健師求人では、保健活動の経験のある保健師を求める傾向にあります。企業によっては日勤のみというケースも多いのですが、工場などを抱えている企業は、保健師も夜勤がある場合も考えられます。このような募集状況は知っておいてくださいね。
収入に関しても触れておきますが、一般的に産業保健師の年収は400〜500万円程度と言われています。ただ、企業の、経営状態によってその額はいろいろです。企業は利潤追求が目的の一つですから、企業の利益が上がれば、社員である産業保健師の給与も当然上がっていきます。これが産業保健師の給与は高くなると言われる所以なのですよ。