産業保健師をもっと知りたい!参考書を活用した勉強法
産業保健師の方のほとんどが地域保健や病院勤務を経て今の仕事に就いています。産業保健という分野は専門性が高く、時代と共の移り変わりが激しい世界です。未経験から産業保健の世界に飛び込むなら、基礎的な知識は最低限身につけておきたいところです。セミナーや研修会に積極的に参加して学ぶことも効果的ですが、参考書を用いた勉強法は自分のペースで学ぶことができるというメリットがあり、産業保健の基礎や仕事のイメージを身につけるための強い味方になってくれます。
おすすめの産業保健師関連参考書
『看護職のための産業保健入門』 出版:保健文化社 編纂:森 晃爾
タイトルを見てもわかるように、産業保健未経験者や初心者のための参考書です。まず、労働安全衛生の概要や企業と産業看護職との関係性など、産業保健の基礎的な部分の解説。それに続いて実際の企業で働いている保健師によるレポートが綴られています。「基礎」から「実例」という流れは産業保健師の仕事をイメージするうえでとても効果的です。その流れを経て後半の専門性の強い内容に移っていきますが、前半で仕事のイメージができているので、未経験・初心者の方でもあまり難しく感じずに読むことができると思います。
産業保健師を目指す方に一番おすすめの参考書です。
『産業看護』 出版:メディカル出版
年間定期購読が可能な産業看護職向け書籍です。隔月で発売されるものを単体で購入することも可能です。100ページの書籍で定価2,100円というのは少し高く感じるかもしれませんが、ページサイズが大きいため意外と記事にボリュームがあります。毎号スポットをあてるテーマが異なり、実例を中心に構成されています。産業看護の世界の最新情報を把握しておくためにもぜひ読んでおきたい書籍です。また、「産業看護」を定期購読している企業も多いので、面接などで上手に利用すれば良いアピールポイントになるかもしれません。