北海道電力【産業保健師の求人募集・採用の傾向】
北海道電力株式会社は通称「北電」と呼ばれ、北海道に電力を供給している電力会社です。本社を札幌市に置き、旭川支店、北見支店、札幌支店、釧路支店、帯広支店などの多くの事業所を抱えています。また、北海道フードフロンティア、北電総合設計といった関連会社も抱えています。ここでは北海道電力を参考にしつつ、電力会社における産業保健師の役割・求人などについて見ていきましょう。
多くの電力会社が社員の健康を守るために保健師を常駐させているようですね。電力会社の社員の業務は、発電所の保守・管理、送電線保守業務、検針・料金担当、事務・管理業務、営業職などになります。どの業務が忙しいとは断言できませんが、送電線保守業務を行う社員は、休日出勤が多く、子供達のイベントなどにもなかなか出かけることができないと言っています。また、発電所の保守・管理を行う社員は、残業が多く、年収の4割ほどが残業代かもしれないと語っています。また、電力会社では、部署によっては夜勤もあるようです。
休日出勤や残業、夜勤というのは社員に身体面でも精神面でも負担をかけてしまいますよね。このような社員の健康管理を行っていくのが産業保健師の業務になります。北電でも多くの企業と同様に専門スタッフ（医師、保健師など）が定期健康診断を実施していますね。定期健康診断（特に特定健診）においては、疾患の早期発見というより、生活習慣病予防における保健指導を必要とする社員を発見することが大切！と北電に勤務する保健師は語っています。
生活習慣病と言えばメタボ、喫煙などが代表になりますが、生活習慣病では高脂血症、糖尿病、肥満症なども引き起こしてしまいます。生産性の維持・拡大という観点から、保健師の社員への保健指導（相談業務、予防のための施策の計画・実施、適切なアドバイスなど）が北電に勤務する保健師に強く求められています。
北海道電力を始めとする電力会社というのは、ある意味優良な企業になり、社員の給与などもかなり恵まれている部分があると言われています。電力会社の保健師求人を見ても収入・待遇などけっして悪いものではありません。しかし、産業保健師求人の全般に言えることですが、経験のある保健師を募集する傾向がやや強いということは知っておいてくださいね。
最後に一言付け加えておきます。産業保健師は事務的な仕事をするケースが意外に多いのですよ。健康診断のデータ管理を始めとする様々な事務仕事があります。故にPCのスキル（ワード・エクセル）はある程度持っておいた方がいいでしょう。
