産業保健師になる前に身につけておきたいパソコンスキル
健康管理データの入力や資料・企画書の作成など、産業保健師の仕事にはパソコンのスキルが求められる場面が多いです。
企業によっては募集の段階でExcelやWordスキルを必須としているところもあるくらいなので、パソコンのスキルを持っていると求人選択の幅も広がりますし、面接や履歴書においても良いアピールポイントになります。
こちらでは、産業保健師の仕事に活かせるパソコンスキルとその習得法を紹介しています。パソコンが苦手という方でもそれほど難しいものではないので、転職活動と並行して自分のペースでのんびり習得して行きましょう。
練習に必要なもの
まず、必要になるのはワープロや表計算などの機能が全て入っている「Microsoft Office」というソフトです。家電量販店などでパソコンを購入した場合、始めから付属されていたり、オプションとして付けることもできます。今利用しているパソコンにこのソフトが入っていない方はソフトのみ購入することができます。無料の「OpenOffice」などもありますが、細かい部分で使い方が違うので「Microsoft Office」の練習にはあまり使えないかもしれません。企業のなかにはこれらの無料ソフトを導入しているところもありますが、やはり「Microsoft Office」が主流です。
Wordを利用した文書作成
企画書や資料を作成する際に使われるのがWordというワープロソフトです。産業保健師の仕事の中で一般的な文書を作成する程度ならそれほど詳しい知識は必要ありませんが、文中に図や表を挿入できるなどの機能を使いこなすことができるようになるには、ある程度の練習と知識が必要です。といってもパソコン教室などに通う必要もなく、参考書や解説サイトなどを利用して独学でマスターすることができるでしょう。
Excelを利用したデータ入力
従業員の健康管理や職場巡視で集めたのデータなどをまとめるのに使用するのが、Excelという表計算ソフトです。Wordに比べると機能も多く、使いこなすのには時間がかかるかもしれません。書籍などを利用して独習することもできますが、短期間でマスターしたい方はパソコン教室を利用したほうがいいかもしれません。
Word・Excelの参考書は数が多いので、通販サイトAmazonのレビューを参考にしたり、書店で店員さんに尋ねるのが一番です。当サイトのおすすめは実教出版の「30時間でマスター」シリーズです。
パソコンの効率を上げるタッチタイピングを習得
パソコンの文字盤を見ないで文字入力をする技法をタッチタイピングといいます。これをマスターすることで産業保健師のルーチンワークであるパソコン作業の効率を上げることができます。毎日のようにパソコンを使用していればいつの間にかできるようになっているものですが、初めの頃に指の動かし方に変な癖がついてしまうとなかなか上達しません。インターネットで「タッチタイピング 練習」と検索すると基礎を解説しているサイトや練習用の無料ソフトが見つかるのでぜひ利用してみてください。