産業保健師のスキルアップを目的とした産業保健実技講習会について

産業保健師のスキルアップを目的とした産業保健実技講習会について

従業員が50名以上の事業所においては、委託産業医が義務となっています。また500名以上ともなれば事業所に産業医を置かなければならず、よって企業看護師も必要不可欠な存在となっています。現在、産業医をはじめとして保健師、看護師、衛生管理者、衛生推進者等を対象とした産業保健実践講習会があることをご存知でしょうか。

 

産業保健実践講習会は、時代によって起こる問題などに対して即座に対応できる実践的な知識や技術を習得できるよう、実地研修を含めた講習会となっています。つまり、企業看護師にとってこの講習会は意義の大きいものになると言っても過言ではありません。なぜなら、企業看護師こそ、その時々の状況に応じて即座に対応できる知識と技術が必要とされているからです。

 

カリキュラムの内容は、精神障害等の判断指針の改正、面接指導の実践と事後処置(ストレス症状の確認に基づく面接時の動向を含む)、放射線障害の基礎知識と産業保健活動、メンタルヘルス事例研究等、その時代に合わせたカリキュラムとなりますので、今ご紹介したこと以外でも研修を行っていくこともあります。

 

開催日程については、産業保健実践講習会のホームページにて確認することができますが、大阪会場、福岡会場、横浜会場、岡山会場、東京会場、名古屋海上の6拠点で行われています。定員については200〜300名、受講料1万円で丸一日使っての講習会となります。企業看護師の業務にも密接な関係になるであろう産業保健実践講習会は、研修に参加して損をすることはありません。興味のある方はもちろんのこと、今の仕事に活かせるという方はぜひ、参加されてみると良いでしょう。

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